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「平成27年度 国の施策・制度に関する提案・要望」について 発表資料 平成26年7月分 | 相模原市

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(1)

「平成27年度 国の施策・制度に関する提案・要望」について

平成27年度の国の予算編成に向けて、本市の将来にとって特に重要な施策 に係る国の施策・制度に関する提案・要望項目をとりまとめ、「平成27年度 国 の施策・制度に関する提案・要望書」として作成し、中央省庁への要望活動を 行いましたので、お知らせします。

1 要望日・要望先

・6月16日(月) 文部科学省

・6月17日(火) 内閣府、総務省、消防庁、厚生労働省、国土交通省、 警察庁

・6月18日(水) 厚生労働省

・7月10日(木) 国土交通省、農林水産省

2 要望内容

別添「平成27年度 国の施策・制度に関する提案・要望書」のとおり

平 成 2 6 年 7 月 1 4 日 相 模 原 市 発 表 資 料

問 い 合 わ せ 先 企 画 政 策 課 0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 0 3

(2)

平成27年度

国の施策・制度に関する提案・要望書

相模原市

(3)
(4)

相模原市政の推進につきましては、日ごろから格別の御高配、御

協力をいただき、厚く御礼申し上げます。

本市は、平成22年4月に政令指定都市に移行し、より主体的で

自立的な行財政運営を進めるとともに、首都圏南西部をリードする

広域交流拠点都市として、 防災をはじめ、 福祉や医療、 教育の充実、

産業集積や雇用創出、環境保全など幅広い分野において、市民サー

ビスの向上を図り、 「人や企業に選ばれる都市づくり」に取り組んで

います。

現在、わが国では、急激な少子高齢社会の進行への対応など多く

の困難な課題に直面しております。加えて、欧州の政治、経済危機

やアジアを中心とした新興国の成長鈍化などにより、世界の社会経

済の先行きは依然として不透明な情勢が続いております。

このような状況を受け、様々な影響や不安が市民生活に広がって

いるとともに、本市においても、医療費や生活保護費をはじめとす

る扶助費などの義務的経費が増加を続けており、今後においても厳

しい財政運営を強いられることが見込まれます。

本提案・要望書は、本市の今後の施策の展開に当たって、国にお

いて制度及び予算などについて、御検討、御協力をお願いしたい事

項を取りまとめたものです。

つきましては、国においても厳しい財政状況にあることは承知し

ておりますが、本市の提案・要望につきまして特段の御配慮をお願

いいたします。

(5)
(6)

首都圏南西部における広域交流拠点の形成に関する重点要望

本市では、国家的プロジェクトであるリニア中央新幹線神奈川県駅の設置、首都圏中 央連絡自動車道(圏央道)の開通などの広域交通ポテンシャルを生かし、首都圏南西部 の広域交流拠点としてのまちづくりに取り組んでおります。

この広域交流拠点の形成を首都圏南西部全体の持続的な成長の源泉としていくため、 周辺圏域との広域交通ネットワークの強化や米軍基地返還財産の処分条件等の見直し、 産業基盤の整備に関する規制緩和等に関し、以下の項目を重点的に要望いたします。

1 首都圏の防災対策の強化等【内閣府、国土交通省】… … … 1

① 首都機能のバックアップの在り方、体制整備を国がまとめること

② 内陸部における基幹的広域防災拠点の整備(補給廠を候補地に)

③ 首都機能バックアップの在り方検討では本市への行政機能の配置検討 3 地方分権改革の推進【内閣府、総務省、国土交通省】… … … 4

① 国直轄事業負担金の見直し

4 米軍基地の早期返還等【防衛省、外務省、総務省、財務省】… … … 6

① 本市所在の米軍基地の早期返還の促進 ( ア) 相模総合補給廠の一部返還

② 返還財産の処分条件等の見直し

③ 基地交付金等の拡充

④ 基地の環境・安全対策

14 リニア中央新幹線の早期建設・小田急多摩線延伸の促進【国土交通省】… 22

① リニア中央新幹線の早期建設

② 小田急多摩線延伸の促進 ( ア) 国の補助制度の拡充

( イ) 田名地区を経由した愛川・厚木方面への延伸

※ JR横浜線連続立体交差事業の推進

JR相模原駅周辺地区の鉄道による南北地域分断の解消をめざし、 今後取り組むJR横浜線連続立体交差事業等への支援

(7)

【内閣府、国土交通省】

1 首都圏の防災対策の強化等【継続】… … … 1

2 災害等における踏切の長時間遮断対策【新規】… … … 3

【内閣府、総務省、国土交通省】

3 地方分権改革の推進【継続】… … … 4

【防衛省、外務省、総務省、財務省】

4 米軍基地の早期返還等【継続】… … … 6

【総務省】

5 地方交付税制度の見直し【継続】… … … 12

【総務省、国土交通省】

6 空き家対策【継続】… … … 13

【文部科学省】

7 教職員定数の改善等【継続】… … … 14

【厚生労働省】

8 国民健康保険の財政調整機能の見直し【新規】… … … 15

提案・要望事項 目次

(8)

9 任意予防接種の早期定期予防接種化と財源確保【継続】… … 17

10 妊婦健康診査公費負担制度の見直し【継続】… … … 18

11 保育所の待機児童解消に向けた財政措置【継続】… … … 19

12 放課後児童健全育成事業にかかる補助制度の拡充【新規】… 20

13 公契約法の制定【継続】… … … 21

【国土交通省】

14 リニア中央新幹線の早期建設・小田急多摩線延伸の促進【継続】… 22

15 首都圏三環状道路などの主要道路の整備【一部新規】… … … 24

16 社会資本の整備・維持のための財源確保【一部新規】… … … 27

【農林水産省】

17 農業関係法令の基準の見直し等【継続】… … … 28

【消防庁】

18 消防関係補助金の採択基準の見直し【新規】… … … 29

【警察庁】

19 警察の体制強化・警察法の改正【継続】… … … 30

【最高裁判所、横浜地方裁判所】

(9)
(10)

【 提案・ 要望の説明】

東日本大 震災の教 訓(行政機能の停止等 )を踏まえ、今後 、想 定 される首都 直下地震 など に対し、首 都圏の防災 対策の強化 の一環 として、国 の基幹 的広域防 災拠点を含む 広域防災 施設の在り方や、行政・産業を含むあらゆる首都機能の維持に必要なバックアップの概念や方 法などについて、国としての考え方の整理が急がれています。

九都県市首脳会議においても、基幹的防災拠点を津波等の影響のない内陸部へ設置する よう提案したところであり、また、首都中枢機能 のバックアップ機能につ いても、災 害時に迅速 かつ機動的な対応ができるよう、首都圏外の遠隔地ではなく、首都圏内への整備について提 案したところです。

本市は、基幹的防災拠点やバックアップ機能の立地選定において最も重要な事項の一つで ある、市域に活断層 がなく平坦 で安 定した強 い地盤 という特 性を兼 ね揃えているほか、リニア 中央新幹線駅の設置、首都圏中央連絡自動車道の一部であるさがみ縦貫道路の開通、小田 急多摩線の延伸など、首都圏南西部の広域交流拠点都市としての新たなまちづくりの可能性 が広がっていることから、首都圏の防災対策の強化等について、上記の3つの事項を要望しま す。

1 首 都 中 枢 機 能 の 維 持 の ため、 防 災 機 能 を含 めた首 都 機 能 の バ ッ クアッ プの

在り 方やバッ ク アッ プに対する具体的な整備と 体制の強化について、 国と し て早

急に考え方をまと めるこ と 。

2 首都圏の防災対策の強化の一つと し て、 内陸部における基幹的防災拠点の

整備について、 東 北・ 北陸・ 中 部・ 関西 などの広域 ブロッ クと の 連 携を円 滑に実

施するため、 首都圏内と 各方面と の高速道路のJ C T 等交通の結節点周辺や空

港、 港湾周辺等に複数の基幹的防災拠点を整備するこ と 。 と り わけ関西圏・ 中部

圏と の結節点である本市の相模総合補給廠の一部( 返還予定地等) を候補地と

し て検討し 、 設置に向けた取組を進めるこ と 。

3 首都 中枢 機能 の バッ クアッ プの検討 の 際には、 道 州制 や大 都市制 度の 創設

を見据えた中で、 圏域での中枢機能を担い、 先駆的・ 先導的な役割を果たすこ と

を目指し ている本市の地域資源・ 特性を生かし た行政機能などのバッ ク アッ プ機

能の配置を検討するこ と 。

1 首都圏の防災対策の強化等

内閣府、国土交通省

【 提案・ 要望事項】

(11)

- 2 -

危機管理局危機管理課長 高梨 邦彦 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 0 8 都市建設局まちづくり計画部相模原駅周辺まちづくり課長 片岡 聡一 ℡0 4 2 - 7 0 7 - 7 0 2 6

提案・要望の担当】

相模原市位置図

相模総合補給廠

相模原駅

矢部駅

返 還

約15ha

返 還

道路・鉄道用地 約2ha

共同使用

約35ha

小田急多摩線 延伸構想

スポーツ・レクリエー ションゾーン( 約1 0 h a ) イベントや防災

訓練等( 約2 5 h a )

(12)

【 提案・ 要望の説明】

今冬の記録的な大雪において、運転見合わせとなった列車が駅に留まったことから、至近の 踏切の遮断状態が2日近く続き、その間、踏切を境に地域が分断され、市民生活や市の除雪 作業に重大な支障が生じました。

首都直下地震など大規模災害時に同様の事象が発生することも想定され、被害の拡大や人 命救助への支障にもつながりかねないことから、応急対応の円滑化、輸送路の確保のため、そ の遮断踏切対策が急務であると考えられます。

大規模災害に備えた踏切対策については、国におかれても、「大規模地震に備えた踏切対 策協議会」を設置して検討段階に入っていると承知していますが、早期にその協議会を通じて 対策をまとめ、法令の整備や統一的な基準など具体的な対応を行うよう要望します。

・ 鉄道の運転見合わせ等により 踏切が長時間遮断さ れる状態が続く 場合で、 運行

の復旧の見込みが立たない状態であるこ と が明白な場合においては、 鉄道事業

者の臨機な判断において、 十分な安全確認のもと 、 踏切を開通さ せるための措

置を講ずるこ と ができるよう 法令や統一的 な基準化の整備 などの改善を図るこ

と 。

2 災害等における踏切の長時間遮断対策

内閣府、国土交通省

【 提案・ 要望事項】

危機管理局危機管理課長 高梨 邦彦 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 0 8 都市建設局まちづくり計画部交通政策課長 井熊 直人 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 4 9

提案・要望の担当】

(13)

- 4 -

【 提案・ 要望の説明】

地方分権改革は、地方分権改革推進委員会による累次の勧告において、住民に身近な行 政に関する企画、決定、実施をできる限り地方自治体にゆだねることを基本として、国と地方の 役割分担を徹底して見直す取組であるとされています。また、これまでの取組は義務付け・枠 付けの一部の見直しや、事務権限の一部が移譲されたものの、まだ十分とは言えない状況で す。

そこで、「地方分権改革推進本部」及び「地方分権改革有識者会議」を活用し、基礎自治体 優先の原則を前提とした真の地方分権の実現に向け、地方制度の抜 本的な見直し等の取組 を発展・強化させるとともに、現行の取組についても迅速かつ着実な推進を要望します。さらに、 地方分権改革を進めるに当たっては、「国と地 方の協議の場」、「地 方 分権改革有識者会議」 等において、地方との協議を充実させるなど、地方意見の反映を要望します。

なお、個別の事項については、次のとおり要望します。

(1)新たな大都市制度の創設

現在の指定都市制度は、事務権限の在り方、税財源の仕組みなどにおいて課題があり、 本格的な人口減少社会 の進行や経済のグローバル化の進展などの社 会経済の大きな変 化を前に、持てる地域ポテンシャルを発揮し、自主的・自立的な都市経営を行い、住民福 祉の向上と地域経済の成長を図っていく上で支障があります。

そこで、指定 都市 への事 務 ・権 限と財 源の移譲 を進 めるとともに、新たな大 都市 制度 の 創設を要望します 。なお、制 度検討 に当たっては、周辺 地域にお いて大都 市が果たす役 割を踏まえ、地域の実情に応じた多様な制度とすることを前提とするよう要望します。

1 新たな大都市制度を創設すると と もに、 制度検討に当たっ ては、 周辺地域に

おいて大都市が果たす役割を踏まえ、 地域の実情に応じ た多様な制度と するこ

と 。

2 国・ 県から 指定都市への大幅な権限移譲を進めると と も に、 早期に国による義

務付け・ 枠付けを原則廃止するこ と 。

特に、 農地関係に係る権限については、 地方分権の観点及び農地確保の観

点を踏まえ、 権限移譲に向けた取組を進めるこ と 。

3 道州制導入の検討にあたり 、 制度設計において、 国民的議論のも と 、 真の分

権型社会の構築につながるよう 地方と 協議し ながら 進めるこ と 。

4 国直轄事業負担金は、 制度見直し の具体的な手順や工程を明ら かにすると と

もに、 国と 地方の 役 割分担 を明確にし 、 地方へ は税 財源と 権 限の移 譲 を行 う こ

と 。 国直轄事業の実施等に当たっては、 指定都市と の協議の機会を設け、 その

意見を十分に取り 入れるこ と 。

内閣府、総務省、国土交通省

【 提案・ 要望事項】

3 地方分権改革の推進

(14)

(2)権限移譲の推進及び義務付け・枠付けの見直し

住民に最も近い基礎自治体として、地域住民のニーズを踏まえ、自主的・自立的な行財 政運営を行うことが可能となるよう、国・県から指定都市への包括的な権限移譲を進めること を要望します 。特に、農 地関係に係る権限につ いては、「事務 ・権限 の移譲等に関す る見 直し方針について」(H25.12.20 閣議決定)において、平成26年を目途に検討の方針が示 されていることから、地方分権の観点及び農地確保の観点を踏まえ、権限移譲に向けた取 組を進めるよう要望します。併せて、権限移譲により生じる新たな財政負担については、税 源移譲を基本とした確実な財源措置を要望します。

また、国による義務付け・枠付けを原則廃止し、基準が必要な場合は基礎自治体におい て条例により定める仕組みの推進を徹底するよう要望します。

(3)道州制の導入の検討に当たって

道州制の導入は、国と地方の役割分担を根本から見直し、国の形を変える取組でありま すが、基礎自治体優先の原則のもと、地方分権改革を推進するものでなければならないも のです。

今後の制度設計の検討において、国民的議論のもと、真の分権型社会の構築につなが るよう地方と協議しながら進めるよう要望します。

(4)国直轄事業負担金の見直し

国直轄事業負担金については、平成25年度までに、現行の直轄事業負担金制度の廃 止とその後の在り方について結論を得るとされていましたが、議論が進展していない状況で す。見直しの具体的な手順や工程を明らかにするとともに、国と地方の役割分担を明確に し、国が行うべき事業は、国が全額費用負担し、地方が行うべき事業は、確実な税財源と合 わせた権限移譲を行うよう要望します。

また、国直轄事業の実施や変更に当たっては、指定都市との協議の機会を設けて、その 意見を十分に取り入れるよう要望します。

提案・要望の担当】

企画財政局企画部広域行政課長 椎橋 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 4 8 企画財政局財務部財務課長 矢部 祐介 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 1 6 都市建設局土木部土木政策課長 永瀬 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 3 7 3

(15)

- 6 -

1 本 市 に所 在 する米 軍 基 地 ( 相 模 総 合 補 給 廠 、 キャンプ座 間 、 相 模 原 住 宅 地

区) について、 早期に返還を実現するこ と 。

2 返還財産の地元への処分に当たっ ては無償譲与等の優遇措置を講ずるこ と 。

3 基地交 付金については、 対象 資産に応じ た固定 資産税 相 当額を交付するこ

と 。 また、 調整交付金については、 地位協定の実施に伴う 地方税の非課税措置

等による本市の損失を全額補てんするこ と 。

4 米軍に対し ても 生活環境の保全に関する国内法令や条例を適用するなど、 基

地 内 及 び基 地 周 辺 の 生 活 環 境 の 保 全 及 び安 全 確 保 の ための 措 置 を講 ずるこ

と 。

5 厚木飛行場周辺における、 米軍機による部品落下などの原因を早期に解明し

公表すると と も に、 実効性ある対策を講じ 、 再発防止に努めるこ と 。

6 民生安定助成事業の補助対象を拡大するこ と 。 また、 本市を厚木飛行場の特

定防衛施設関連市町村に指定するこ と 。

7 住宅防音工事の助成対象区域の拡大や、 助成要件の緩和など、 騒音対策を

講ずるこ と 。

4 米軍基地の早期返還等

防衛省、外務省、総務省、財務省

【 提案・ 要望事項】

米軍基地位置図

(16)

【 提案・ 要望の説明】

(1)基地の早期返還の促進

本市に所在する米軍基地は、市民生活やまちづくりにとって大きな障害となっていること から、早期の返還について要望します。特に平成18年4月、市長と防衛庁長官(当時)との 会談において、日米合同委員会の枠組みを活用して返還に向けた協議を進める旨を合意 した「返還4事案」(相模総合補給廠のJR横浜線と並行した道路用地、相模原住宅地区の ウォーターフィルタープラント(浄水場)区域、同 地区東側外周部分道路 用地、キャンプ座 間のゴルフ場周辺外周道路)について早急に返還が実現するよう要望します。

また、在日米軍再編により、キャンプ座間に米陸軍新司令部及び陸上自衛隊中央即応 集団司令部が設置されるなど、市の負担が増大していることから、より一層の負担軽減につ いて併せて要望します。

ア 相模総合補給廠の一部返還

(ア)北側部分(約33ha)の返還。

(イ)「返還4事案」のひとつである J R 横浜線と並行した道路用地部分

(延長約1,400m)の返還。

相模総合補給廠 一部返還の要請箇所

(イ)J R 横浜線と並行した道路用地部分( 延長約 1, 400m) の返還<返還4事案>

北側フェンス沿い道路用地部分( 延 長約 1, 230m)(日米合同委員会にて返 還合意済み)

鉄道・道路用地( 約 2ha) の返還(日米合同 委員会にて返還合意済み)

野積場共同使用部分( 約 35ha)(日米合同委員会に て共同使用の合意済み)

(ア)北側部分( 約 33ha) の返還

(17)

- 8 -

イ キャンプ座間の一部返還等

(ア)既に日米 合同 委 員会にお いて共同 使用 区域の拡大 が合 意 されている、市道新 戸相武台のトンネル拡幅再整備の円滑な進捗に必要な配慮。

(イ)住 民の利 便 性の向 上 を目的 とした道 路の整 備 のため、第 7ゲー トから県 道 51号

(町田厚木)へ通じる部分(ゴルフ場周辺外周道路部分、延長約1,700m:返還4 事案)や旧まがり坂部分(延長約600m)、旧新磯高校東側道路用地部分(延長約 200m)の返還等。

(ウ)市民の憩いの場及び防災空間として活用するため、ゴルフ場部分(約52ha)の返 還。

キャンプ座間 一部返還等の要請箇所

第7ゲート

第4ゲート ( ア) 市道新戸相武

台の拡幅再整備

( ウ ) ゴ ル フ 場 部 分 の 返 還

(約52ha)

( イ ) ゴ ル フ 場 周 辺 外 周 道 路の返還<返還4事案>(延 長約1700m)

( イ ) 旧新磯高校東側 道 路 用 地 部 分 の 返 還

(延長約200m) (イ ) 旧 ま が り 坂 部 分 (峰 の 坂 道 )の 共 同 使 用

(延長約600m)

(18)

ウ 相模原住宅地区の一部返還等

地域住民の生活環境向上のため、ウォーターフィルタープラント(浄水場)区域(約1.5 ha:返還4事案)、東側外周部分道路用地(延長約640m:返還4事案)及び北西側外周 部分(延長約950m)の返還、横浜水道道部分(延長約540m)の共同使用。

相模原住宅地区 一部返還等の要請箇所

(2)返還財産の処分条件等の見直し

返還財産については、原則、有償での処分となっております。しかしその一方で、旧軍港 市におきましては、旧軍港市転換法により、原則、無償とされており、同じ米軍基地を抱え る自治体として明らかに不公平であります。

また、基地が所在することにより、本市は長い間様々な負担や影響を受けております。基 地返還 跡地 (留 保地を含む 。)は次 代に引き継 ぐ貴 重 な財 産であり、市 民本位 で公共 ・公

県道

51号︵町田厚木線︶ ウ ォ ー タ ー フ ィ ル タ ー プ ラ

ント( 浄水場) 区域の返還

<返還4事案>

(約1.5ha)

東 側 外 周 部 分 道 路 用 地 の 返 還 < 返 還4事案>(延長約640m)

北 西 側 外 周 部 分 の 返 還

(延長約950m)

横浜水道道部分の 共同使用(延長約 540m)

(19)

- 10 -

(3)基地交付金等の拡充

本市に所在する3か所の米軍基地は446haにも及ぶ広大な場所を占めており、都市化・ 過密化が進む中、計画的なまちづくりに支障をきたすとともに、市財政に著しい影響を及ぼ していることから、基地交付金については、十分な予算の確保に努められ、対象資産に応 じた固定資産税相当額が交付されるよう、また、調整交付金については、地位協定の実施 に伴う地方税の非課税措置等による本市の損失を全額補てんされるよう要望します。

(4)基地の環境・安全対策

基地内及び基地周辺の生活環境の保全及び安全確保のため、米軍に対しても生活環 境の保全に関する国内法令や条例を適用することや、基地に起因して騒音・水質汚濁・土 壌汚染・大気汚染等の環境問題が発生した場合は、米軍の責任において適正に処理する とともに、有害な廃棄物等の保管や処理の状況についての情報公開や自治体職員等によ る基地内への速やかな立ち入りの実現を要望します。

また、基地の返還や共同使用に当たっては、あらかじめ環境調査等を実施し、必要があ れば国の責任において環境浄化等の適切な措置を講じてから返還するよう要望します。

(5)事件事故の防止策

厚木飛行場 周辺にお いて、米 軍機による部品 落下など、事故が多 発 していることから、 機体・機器類の整備点検等を確実に実施し、整備・操縦に係る教育を徹底し行うなど万全 の措置を講じ、万一事故等が発生した場合には、その原因を早期に解明し公表するととも に、安全対策が講じられるまでは事故機と同機種の飛行中止や、真に実効性ある対策を講 じ、再発防止に努めるよう要望します。

(6)防衛施設周辺整備対策

ア 民生安定助成事業の補助対象の拡大

民生安定助成事業の見直しが行われ、平成23年度から、公園や公民館など、改修工 事の補助対象施設が追加され、採択基準も緩和されたところですが、時代の変化に対応 した更なる対象施設の拡大が図られるよう要望します。

また、本市では、特 に騒 音に苦しむ第 一種区域 における自治 会集会所 の建設につ い て、地元からの要望も出されていることから、自治会集会所の建設について対象とするよう 要望します。

イ 特定防衛施設周辺整備調整交付金について

本市は、厚木飛行場の空母艦載機により、多くの市民が耐え難い騒音被害に苦しめら れ、事故発生の不安にさいなまれており、厚木飛行場の特定防衛施設関係市町村となっ ている他市と同じ状況であることから、本市についても、同飛行場の特定防衛施設関連市 町村に指定し、特定防衛施設周辺整備調整交付金の交付対象とするよう要望します。

(20)

(7)抜本的な騒音対策

ア 在日米軍再編の「最終報告」において、2014年(平成26年)までに空母艦載機を厚 木基地から移駐させることが日米両政府により合意されていますが、平成25年1月24 日には防衛省から、移駐が可能となる時期は、2017年(平成29年)頃になる見込みと の説明がありました。

しかしながら、多くの市民は、昼夜を問わず厚木基地の米軍機による騒音により、耐 え難い苦痛を強いられていることから、実情を改めてしっかりと認識し、着実かつ早期に 移駐を完 了させ るよう最 大限努 力す るとともに、移駐が実現す るまでの間につ いても、 騒音軽減に向けた措置を講ずるよう要望します。

具体的には、国における騒音対策として、住宅防音工事の助成対象区域を拡大する とともに、建築年次に関 わらず区域内のすべての住宅を助成対象とし、区域内は第Ⅰ 工法に一本化するなどの助成内容の充実を図ること、NHK 受信料補助制度の対象区 域を本市域の住宅防音工事区域へも適用することを要望します。

イ 市内所在のキャンプ座間や相模総合補給廠における米軍ヘリコプターによる訓練に ついては、住宅密集地上空では禁止とし、また、国の責任で代替訓練施設を米軍へ提 供するなど、米軍ヘリによる騒音問題の抜本的解決を図るよう要望します。

総務局渉外部渉外課長 髙野 好造 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 0 7

提案・要望の担当】

(21)

- 12 -

【 提案・ 要望の説明】

(1)交付税算定方法の見直し

都市部においては、交付税額の削減率が全国平均に比べ、非常に大きく、交付税算定 方 法 につ いても、都 市 部 が担 っている財 政 需 要 が的 確 に反 映 されていない状 況 にありま す。

こうしたことから、都市部特有の財政需要を正しく反映させる仕組みを構築するとともに、 地方公共団体の予算編成に支障をきたすことのないよう具体的な算定方法や算定基準を 早期に明示し、地方公共団体における地方交付税額の予見可能性が確保されるよう要望 します。

(2)臨時財政対策債制度の明確な廃止

国の財源不足額を補てんするため、地方が発行する仕組みとなっている臨時財政対策 債制度は、臨時と称しながら平成13年度に導入されて以降、期間の延長を続け、平成26 年度地方財政計画において平成28年度まで延長されることになりました。

臨時財政対策債の発行可能額は、本来、交付税として交付されるべきものですが、臨時 財政対策債は実態として赤字地方債であり、その元利償還金が翌年度以降の交付税で措 置されるとしても、地方債に

依 存 した財 政 措 置 は 負 担 の先 送 りであり、元 利 償 還 時 の財 政の硬 直 化を招くこ とになります。

こうしたことから、地 方 財 源の不足については、地方 交 付 税 の法 定 率 引 上 げ に よって対応し、交付税として 直 接 交 付 され るよう要 望 し ます。

116.0

68.9 70.0 83.6 85.6 85.5 116.1

206.7 194.1 240.1

147.0 151.0 19.6

0.0 17.1

29.5 32.4 35.7 38.8

29.2 64.1 67.9

73.3 73.0

0 50 100 150 200 250 300 350

H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26

普通交付税額 臨財債発行可能額

1 都市部における財政需要を的確に反映さ せる仕組みを構築し 、 地方公共団体

の予算編成に支障をきたすこ と のないよう 、 地方交付税額の予見可能性が確保

さ れるこ と 。

2 臨時財政対策債制度を廃止すると と も に、 地方財源の不足については、 地方

交付税の法定率引上げによっ て対応し 、 交付税と し て直接交付するこ と 。

総務省

【 提案・ 要望事項】

5 地方交付税制度の見直し

企画財政局財務部財務課長 矢部 祐介 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 1 6

提案・要望の担当】

単位【億円】 本市の普通交付税額と臨財債発行可能額の推移

(22)

【 提案・ 要望の説明】

少子高齢化の進行等に伴い、管理不全な状態にある空き家が増加傾向にあり、防犯、防災、 環境衛生などの面で、市民の安全・安心そして快適な生活環境の確保の支障となっています。

空き家対 策を講じる上 では、所 有者の探 索が重要であり、現在 、登記 簿や住民票 、戸 籍に 記載された情報により探索していますが、登記簿に最新の異動情報が反映されていない場合 や、市 外在住 者や除 票 後一定期 間を経過しているなどの理由から住 民票の写しや戸籍 謄本 が取れない場合があるなど、当該情報による探索には限界があります。

こうした中、所有者を探索するにあたっての有力な情報として、固定資産税賦課に係る所有 者情報がありますが、地方税法上の守秘義務により、空き家対策を行う場合には活用ができな い状況にあることから、当該税情報の利用を可能とすることを要望します。

また、管理不全な状態にある空き家の解消を図るため、「税額が最大で1/6に減額される固 定資産税の住宅用地に対する課税標準の特例を対象外とする」、「所有者が自主的に撤去す る場合には、一定期間 、固定資産 税を軽減す る」など、いくつかの考 えられる対応策 の中で、 有効な税制上の措置を講ずるよう要望します。

1 空き家対策を行う 場合に、 所有者の探索のために税情報の利用を可能と する

こ と 。

2 管理不全な状態にある空き家の解消を図るための税制上 の措置を講ずるこ

と 。

総務省、国土交通省

【 提案・ 要望事項】

6 空き家対策

市民局生活安全課長 榎本 哲也 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 2 9

提案・要望の担当】

(23)

- 14 -

【 提案・ 要望の説明】

(1)一人ひとりの児童生徒に向き合うための教職員定数の改善

核家族化、情報化等の進展に伴い、児童生徒が抱える心の問題はますます複雑化・潜 在化しています。一方、新学習指導要領の実施による授業時数の増加により、教員が一人 ひとりの児童生徒の個別の問題と向き合う時間の確保が困難となっている現状があります。 このことから、法律の改 正による35人以下学 級 の実現や、生徒 指導等 で特別な指導が 行われる場合に措置 される「児童生徒支援加 配」の充実による教職員定数の改善により、 教員が一人ひとりの児童生徒に向き合う環境の整備を図られるよう要望します。

(2)適応指導教室のための教職員の加配定数措置

増加する不登校の児童生徒の学校生活への復帰を支援するため、それぞれの在籍校と 連携をとりつつ、集団での指導、教科指導等を組織的、計画的に行う適応指導教室の役割 が重要であります。

しかし、適応指導教室における、教職員の配置については、現在、地方自治体が独自に 措置している状況です。

このことから、適応指導教室に係る教職員について、義務標準法に基づく加配定数とし て措置するよう要望します。

(3)スクールカウンセラー等の活用に対する国庫補助の確実な確保

児童生徒が抱える心の問題を解決するためには、スクールカウンセラーやスクールソー シャルワーカーの活用による教育相談機能の充実が効果的であります。

このことから、スクールカウンセラー等の活用に対する国庫補助の安定した確保を要望し ます。

1 法律の改正による3 5 人以下学級を実現するこ と 。 また、 生徒指導等で特別な

指導が行われる場合に措置さ れる「 児童生徒支援加配」 を充実するこ と 。

2 適応指導教室のための教職員について、 義務標準法に基づく 加配定数と し て

措置するこ と 。

3 スク ールカ ウンセラ ー等の活用に対する国庫補助を確実に確保するこ と 。

文部科学省

【 提案・ 要望事項】

7 教職員定数の改善等

教育局学校教育部教職員課長 二宮 昭夫 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 7 9 教育局学校教育部青少年相談センター所長 小畑 弘文 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 8 5

提案・要望の担当】

(24)

【 提案・ 要望の説明】

国民健康保険の保険給付費は公費(国・県支出金)と保険税(料)で賄うことが基本とされ、 市町村間で生ずる被保険者の負担能力等の格差を普通調整交付金により是正することとして いますが、現在の普 通 調整交付金 (医療 分)は、地域 差のある「医 療費 の実績」(調整対象需 要額)と被保険者の所得水準に基づく「理論上の収入」(調整対象収入額)の差により算定して いるところですが、医療 費の適正化により医療 費水準の低い保険者ほど報われない仕組みと なっています。

このため、調整対象需要額を後期高齢者支援金分や介護納付金分の算定方法のように「全 国一律の基準に基づくもの」に改め、医療費の抑制が推進される算定 方法となるよう要望しま す。

普 通 調 整 交 付 金 の 算 定 方 法

◎ 医 療 分

※ 医 療 費 の 実 績 により算定 地域差あり 調整対象需要額

医療給付費分の保険税 て確保すべき額)

調整対象収入額

理論上の保険税収入)

< ⇒

普通調整交付金額

不 交 付

参考】一般被保険者に係る保険給付費(前期高齢者交付金控除後)の財源構成(国モデルとの比較)

国モデル

相模原市(平成2年度決算)

一般会計繰入 保険税

50% 9%

療養給付費等負担金

32% 9%

保険税 療養給付費等負担金

国の調整交付金

県の調整交付金

厚生労働省

【 提案・ 要望事項】

8 国民健康保険の財政調整機能の見直し

・ 国民健康保険財政調整交付金のう ち普通調整交付金( 医療分) の算定方法に

ついて、 医療費 水準 が低い市 町村が 報わ れない現在 の仕組 み を改め「 全国一

律の基準」 にするこ と 。

(25)

- 16 -

【 参 考 】   普 通 調 整 交 付 金 の 算 定 方 法

◎ 後 期 高 齢 者 支 援 金 分 ・介 護 納 付 金 分

※ 全 国 一 律 の 基 準 × 被保険者数

調整対象収入額

(理論上の保険税収入) 調整対象需要額

(後期支援・介護納付分の 保険税として確保すべき額)

> ⇒

普通調整交付金額

交 付

健康福祉局保険高齢部国民健康保険課長 松本 隆人 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 3 5

提案・要望の担当】

(26)

【 提案・ 要望の説明】

おたふくかぜ、B型肝炎の2ワクチンについては、引き続き定期接種化 の検討を行うこととさ れていますが、疾病の発生・まん延防止、市民の健康保持のため、財源の確保、ワクチン供給 体制の確立などの課題を解決し、早期の定期接種化を実現するよう要望します。

また、風疹、日本脳炎、破傷風などの人から人に伝染することによるその発生及びまん延を 予防するため、又はかかった場合の病状の程度が重篤になり、若しくは重篤になるおそれがあ ることからその発生及びまん延を予防するため特に予防接種を行う必要があると認められる疾 病として政令で定める疾病でありますA類の定期予防接種はほとんどの市町村において全額 公費負担をしている状況であり、広く接種を促進していくことが望ましいとされたワクチンが、順 次定期接種化されている中、自治体の財政負担は増加しております。

定期接種に係る財源については、地方交付税の拡充措置がなされたところですが、安定的 な事業を実施し、必要とする人すべてが等しく接種できるよう、国の責任において財源を全額 国庫負担とすることを要望します。

782,751千円

1,052,021千円

2,022,827千円

2,026,178千円

785,193千円 129,614件

239,474件 241,395件

161,154件 123,864件

【 提案・ 要望事項】

1 定期予防接種の対象と するこ と について引き続き検討するこ と と なっ た、 おた

ふく かぜ、 B 型肝炎の2 ワク チンについて、 疾病の発生・ まん延防止の観点から 、

早期に定期接種化するこ と 。

2 定 期 接 種に係 る財 源 については 、 国の 責 任 において全 額 国 庫 負 担 と するこ

と 。

厚生労働省

9 任意予防接種の早期定期予防接種化と 財源確保

相模原市予防接種事業(決算額・接種件数)

(27)

- 18 -

【 提案・ 要望の説明】

子どもを生み育てることに喜びを感じられる社会を目指して次世代の社会を担う子ども一人 ひとりの育ちを社会全体で応援するため、子育てに係る経済的負担の軽減や安心して子育て ができる環境整備のための施策など、総合的 な子ども・子育て支援を推進することは、国を挙 げて取り組むべき喫緊の課題であります。

このため、地域によっての格差が生じることのない全国どこでも安心して妊娠・出産できる体 制を確保し、平等に社会保障を享受できるよう国の責任において全国一律の恒久的な妊婦健 康診査制度を確立するよう要望します。

また、妊婦健康診査の費用については、安定した公費負担制度の継続実施のため、全国的 な公費負担額の統一化を図るとともに、財源については、全額国庫負担とするよう要望します。

1 全国どこ でも 安心し て妊娠・ 出産できる体制を確保するため、 国の責任におい

て全国一律の恒久的な妊婦健康診査制度を確立するこ と 。

2 妊婦健康診査の費用について、 安定し た公費負担制度の継続実施に必要な

財源措置について、 全額国庫負担と するこ と 。

厚生労働省

【 提案・ 要望事項】

1 0 妊婦健康診査公費負担制度の見直し

健康福祉局保健所健康企画課長 沖津 茂寿 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 3 4 5

提案・要望の担当】

(28)

【 提案・ 要望の説明】

保育所の待機児童解消は喫緊の課題であり、本市では、様々な手法を用いて、待機児童の 解消に向けた取組を進めておりますが、保育需要は今後も増大すると見込まれます。平成27 年4月からの国の新制度移行後においても、待機児童の解消に向けた取組を進めていくことが 必要であり、引き続き、地域の実情に応じた施策を展開できるよう、地方にとって、より自由度が 高く、活用しやすい財政措置を講ずるよう要望します。

また、待機児童の解消に向けては、公立保育所もその一翼を担っており、定員増を図るため の改修や老朽化した施設への対応など、公立保育所の保育環境整備を進めるために活用が 可能な財政措置についても併せて要望します。

1 地域の実情に応じ た施策を展開できるよう 、 地方にと っ て、 より 自由度が高く 、

活用し やすい財政措置を講ずるこ と 。

2 公立保育所の定員増を図るための改修や老朽化し た施設への対応など、 保

育環境整備を進めるために活用が可能な財政措置を講ずるこ と 。

厚生労働省

【 提案・ 要望事項】

1 1 保育所の待機児童解消に向けた財政措置

9,073

9,383

9,580

9,876

10,435

24.79%

25.57%

26.30%

27.23%

29.20%

22.00% 24.00% 26.00% 28.00% 30.00% 32.00% 34.00%

8,000 8,500 9,000 9,500 10,000 10,500 11,000

平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年

要保育児 童率/ %

児童数/ 人)

入所申込者、要保育児童率の推移 入所申込者数

要保育児童率

514

460

244

132 93

0 100 200 300 400 500 600

平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年

児童数/ 人)

相模原市 待機児童数の推移

平成22∼26年4月1日現在)

(29)

- 20 -

【 提案・ 要望の説明】

放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の潜在需要は、就労希望者の増加に伴い、 今後も増大すると見込まれています。本市においても、学校区によっては、児童数の40%から 50%を超えるニーズが発生しており、さまざまな手法を用いて、待機児童の解消に向けた取組 を進めています。

今後も引き続き待機児童解消に向けた取組を進めるためには、人材の確保に加え、施設の 拡充や整備を行う必要があることから、放課後 児童クラブの運営に必要な経費や地域の実情 に応じた施設整備の補助制度を拡充するよう要望します。

3,305人 3,235人

3,305人

3,805人 3,700人

3,977人 3,881人

3,858人 3,877人

3,787人

H21 H22 H23 H24 H25

定員 入会児童数

211人

165人 148人

84人 50人

H21 H22 H23 H24 H25

待機児童数

・ 放課後児童健全育成事業( 放課後児童クラブ) における、 放課後児童健全育

成事業費の基準額や施設整備などの補助制度を拡充するこ と 。

厚生労働省

【 提案・ 要望事項】

健康福祉局こども育成部こども施設課長 内藤 光雄 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 9 2 2 7

提案・要望の担当】

1 2 放課後児童健全育成事業に係る補助制度の拡充

公立児童クラブの定員、 入会児童数の推移

公立児童クラブの待機児童数の推移

(30)

これらにより

● 従事する労働者の労働意欲を高め、安全かつ良質

な事務及び事業の確保を図る

● 市民が安心して心豊かに暮らせる市民生活の実現

● 公契約の基本方針を定める

● 契約において一定の労働報酬下限額を保障

そして

【 提案・ 要望の説明】

現在、全国の地方自治体等で発注している工事等の入札では、景気低迷を背景とした低価 格競争 が散 見 され、労 働環境 の悪 化 、とりわけ労働報 酬の引 き下 げなど、労 働者 へのしわ寄 せが心配される状況にあります。

労働環境の悪化は、雇用不安及び労働意欲の喪失を生み、工事の品質確保にも影響が懸 念され、結果として市民の生活にも悪影響を与える可能性があります。

本市においては、平成24年4月より「相模原市公契約条例」を施行し、地方自治体自ら公共 工事や委託業務における労働者の適正な労働条件の確保に取り組んでおります。

低賃金労働は、本質的に労働・雇用政策であり、公共事業における公正な賃金・労働条件 の確保等については、全国的な課題であるため、公契約法等の制定について、国が主体とな った法整備を要望します。

・ 公共事業における公正な賃金・ 労働条件の確保のため、 公契約法等の制定に

ついて、 国が主体と なっ た法整備を行う こ と 。

厚生労働省

【 提案・ 要望事項】

1 3 公契約法の制定

相模原市公契約条例

本市条例に基づいた労働報酬下限額(平成 2 6年度)

・業務委託 ⇒ 8 9 0 円(時給)

・工事 ⇒ 公共工事設計労務単価の9割

(31)

- 22 -

【 提案・ 要望の説明】

(1)リニア中央新幹線の早期建設について

リニア中央新幹線については現在、JR東海により、東京都・名古屋市間について、環境 影響評価の手続きが進められており、今後については、環境影響評価の手続き完了後、国 土交通省による工事実施計画の申請・認可を経て、着工されることとなります。

本市においては、橋本駅付近に設置されるリニア中央新幹線駅のインパクトを生かし、首 都圏南西部における広域交流拠点都市の形成を図ることを目指して、魅力ある都市づくり を進めていることから、全国新幹線鉄道整備法に基づく「工事実施計画」の認可など、早期 着工に向け、必要な手続きを着実に進めるよう要望します。

(2)小田急多摩線延伸の促進

ア 都市鉄道等利便増進法に基づく補助制度の拡充

これまでの検討の中で、事業スキームとしては、平成17年に創設された「都市鉄道等利 便増進法」に基づく補助制度の活用を想定しておりますが、より柔軟に活用できるよう、収 支採算性を見込む前提となる償還期間を30年から40年に延長するなど、補助制度の拡 充を図るよう要望します。

イ 田名地区を経由し、愛川・厚木方面への延伸の国の計画への位置付け

田名地 区を経 由し、愛 川・厚 木方 面への更なる延 伸は、首 都圏 南西 部の交 通ネットワ ークの充実や利便性の高い公共交通網の形成を図る上で重要な役割を担うものであり、 平 成 22年 4月には、相模 原 市 都市 計画 マスター プランにお いて、小田 急 多 摩線 の唐 木 田から上溝までの延伸に加え、田名地区を経由し、愛川・厚木方面への延伸について新 たに位置付けました。

本市としても更なる延伸に向けて必要な検討調査を進めていることから、国においても 計画に位置付けられるよう要望します。

※ JR横浜線連続立体交差事業の推進

JR相模原駅周辺地区の鉄道による南北地域分断の解消をめざし、今後取り組む JR横浜線連続立体交差事業等への支援

1 リ ニア中央新幹線の早期着工に向け、 全国新幹線鉄道整備法に基づく 「 工事

実施計画」 の認可など、 必要な手続きを着実に進めるこ と 。

2 小田急多摩線延伸の促進に向け、 都市鉄道等利便増進法に基づく 補助制度

の拡充をすると と も に、 田名地区を経由し 、 愛川・ 厚木方面への延伸について国

の計画に位置付けるこ と 。

国土交通省

【 提案・ 要望事項】

1 4 リ ニア中央新幹線の早期建設・ 小田急多摩線延伸の促進

(32)

リニア中央新幹線 手続きのフロー

小田急多摩線延伸構想

米軍 相模総合補給廠

相模原

(33)

- 24 -

【 提案・ 要望の説明】

(1)首都圏三環状道路の整備促進

首 都 圏は、我 が国 における政 治・経済 ・文 化の中 枢 として、高 度な都市機 能が集積 し、 日本全体の成長と発展を牽引する役割を果たしており、国際社会においても世界有数のビ ジネス拠点として重要な機能を担っています。

近年、東アジア諸国がめざましい経済発展を遂げている中にあって、我が国の国際競争 力の強化が急務となっており、その成長エンジンとして首都圏に求められる役割が高まって います。このため、首都 圏の拠点となる都市が自立性を高めつつ、相互の連携・交流を強 化することにより、一体的な発展を図ることが、ますます重要となっています。

このことを具体化するためには、拠点都市間を結ぶ広域交通ネットワークを強化すること が極めて重要であり、特に首都高速中央環状線、東京外かく環状道路、首都圏中央連絡 自動車道(圏央道)の首都圏三環状道路の早期の整備が不可欠なことから、国の責任にお いて計画的な事業実施を図るよう要望します。

また、首 都圏 三環 状 道路 の道路 ネットワーク機能 を十 分 に発 揮 できるよう、一 体的 で利 用しやすい料金体系の構築を図り、圏央道が有効に利用されるよう、高速自動車国道の料 金水準である24.6円/kmを踏まえて料金を低減するよう要望します。

(2)高速道路網と一般道を結ぶ整備に係る必要な財源の確保

高速道路網と地域を結ぶ道路網(津久井広域道路)など、地域の交流の基幹となる道路 の整備は一体で実施するべきものであるが、国が一般道までの整備財源の確保が足りず、 自治体の財政負担が重くのしかかっている状況となっています。

インターチェンジの利用開始にも影響が出る大きな問題であるため、国の責任において 財源を確保し、本市の財政に負担が生じないよう強く要望します。

(3)広域的道路ネットワークの構築に向けた主要道路の早期整備

都市機能の集積とともに地域産業の活性化を図り、地域間・都市間の活発な交流・連携 を促進するために、広域的な交通体系を確立し、周辺都市との交通利便性の高い環境を 整える必要がありますが、地域間・都市間を結ぶ骨格的な道路としての国道16号や国道2

1 首都圏三環状道路を早期に整備すると と も に首都圏中央連絡自動車道( 圏央

道) が有効に利用さ れるよう 料金を低減するこ と 。

2 高速道路網と 一般道を結ぶ整備に係る必要な財源を確保するこ と 。

3 一般国道( 指定区間) の早期整備及び整備に必要な財源を確保するこ と 。

4 国道1 6 号の機能強化に向けた連続立体化等の推進を図るこ と 。

国土交通省

【 提案・ 要望事項】

1 5 首都圏三環状道路などの主要道路の整備

(34)

0号は慢性的に渋滞しています。

このことから、本市の骨 格を形成する体系的な道路網を整備するため、一般国道(指定 区間)の渋 滞解 消に向 けた道 路改 良などの早 期整備 及び 整備 に必要 な財 源の確 保を要 望します。

(4)国道16号の機能強化に向けた連続立体化等の推進

相模原市内における国道16号は、市中心部を東西約15kmに渡り横断する交通の大動 脈ですが、交通量が5万台/ 日を超え渋滞多発箇所が多数存在している状況であります。

また、国道16号は、市の北側においては「八王子バイパス」と接続しており、南側におい ては「保土ヶ谷バイパス」と国道246号線を立体交差(整備中)で接続しています。

市内の区間においてのみバイパス化や連続立体交差化などの対策がなされておらず、 渋滞状況のますますの悪化が懸念されます。

今後、リニア中央新幹線駅の設置及び相模総合補給廠の返還など新たなまちづくりを進 めるに当たり、国道16号の連続立体化等による機能強化策の推進を要望します。

東 関 道 常 磐 道

関 越 道

中 央 道

東 名 高 速 圏 央 道

平 成 26 年 度 末 ま で に 開 通

整 備 時 期 が 示 さ れ て い な い 区 間

平 成 32 年 度 東 北 道

外 環 道

平 成 26 年 6 月 28 日 開 通

首都圏三環状道路

(35)

- 26 -

都市建設局土木部土木政策課長 永瀬 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 3 7 3 都市建設局まちづくり計画部リニアまちづくり課長 小池 ℡0 4 2 - 7 0 7 - 7 0 4 7

提案・要望の担当】

国道16号・20号

国道2 0 号

国道1 6 号

(36)

【 提案・ 要望の説明】

人口減少社会においても、住民の暮らしを維持し、さらに向上させるためには、社会資本の 整備や安定的な維持管理が必要となりますが、三位一体の改革の際に地方財源の総額は大 幅に削減され、地方の実情に即した行財政運営を行うことが困難となっています。

今後も地方の社会資本の整備や維持補修、特に倒壊損傷のおそれのある、道路、橋りょう、 下水道などの都市基盤施設の耐震性向上や長寿命化、近年多発する局地的集中豪雨等によ る浸水被害の早期解消を図るための雨水管整備、貯留・浸透施設の整備、公共用水域の水質 汚濁負荷軽減等を図る合流式下水道区域の分流化事業に対する財源確保を要望します。

また、日本経済 の活性 化を促進するため、国 の大規模事業である高 速道路等IC周辺 で実 施される産業用地の創出が重要となっています。こうしたことから、土地区画整理事業による都 市基盤整備に対する財源確保を強く要望します。

1 道路、 橋り ょ う 、 下水道などの都市基盤施設の整備や維持補修、 特に耐震性

向上や長寿命化に必要な財源を確保するこ と 。

2 経済活性化に資する土地区画整理事業による都市基盤整備に必要な財源を

確保するこ と 。

国土交通省

【 提案・ 要望事項】

1 6 社会資本の整備・ 維持のための財源確保

都市建設局土木部土木政策課長 永瀬 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 3 7 3 都市建設局土木部下水道経営課長 須藤 由徳 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 3 7 6 都市建設局まちづくり事業部当麻地区拠点整備事務所長 奈良 浩之 ℡0 4 2 - 7 7 7 - 8 8 5 5

提案・要望の担当】

(37)

- 28 -

【 提案・ 要望の説明】

現在、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の整備が進められており、本市においても、平成 25年3月に相模原愛川インターチェンジが開通し、さらに平成26年度には相模原インターチ ェンジの開通が予定されております。

こうした自動車専用道の整備により、インターチェンジ周辺の土地利用の重要性が大きく高 まり、そのポテンシャルを活かした産業基盤整備に取り組むことは、本市及び周辺圏域におけ る最重要課題の一つであります。

当該地は、農業振興地域に含まれており、多くの農地が存在し、保全と開発という相反する 課題を抱えることとなりますが、その解決のための方策は、地域の責任に基づき主体的に行う べきものであります。

現行の農業振興地域制度における権限は都道府県が有しておりますが、大臣又は知事との 協議について、その廃止又は同意を要しない協議へ変更するなど、地域の特性に応じた農地 の利用と保全を可能とするよう、所要の措置を要望します。

地域の責任に基づき、 主体的に整備、 開発及び保全を行う こ と が

可能

農地に関する制度の権限移譲と 、 国及び都道府県の関与につい

て見直し を図ら れたい。

現行制度 提案・要望

農用地区域の解除(※ 権限は市町村)

都道府県知事の同意が必要

都道府県知事の同意を廃止

・・都道府県の関与の見直し

農振法の改正)

1 農業振興地域の整備に関する法律( 以下「 農振法」 ) 第1 3 条における農用地

除外基準を見直すこ と 。

2 農振法第4 条の農業振興地域整備基本方針における大臣と の協議の廃止又

は同意を要し ない協議への変更などの関与を見直すこ と 。

3 農振法第8 条の農業振興地域整備計画における知事と の協議の廃止又は同

意を要し ない協議への変更などの関与を見直すこ と 。

農林水産省

【 提案・ 要望事項】

1 7 農業関係法令の基準の見直し 等

都市建設局まちづくり事業部都市整備課長 藤田 知正 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 5 9 環境経済局経済部産業政策課長 古井 隆一 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 3 7

提案・要望の担当】

(38)

【 提案・ 要望の説明】

地域の防災対策の強化を図るためには、消防防災施設等の整備が急務となっています。 しかしながら、現 在、政 令指定 都市が耐震性 貯 水槽等の消防 防災施 設 や消防 ポンプ自動 車等の緊急消防援助隊の設備を整備する場合、消防防災施設整備費補助金交付要綱第3条 及び緊急消防援助隊設備整備費補助金交付要綱第3条において、補助金の採択基準(交付 額)が9,500万 円に満 たない場 合は、補助金 の交付が受 けられない規定となってお り、指定 都市以外の自治体等はこの基準が950万円となっています。

指定都市は大規模災害の発生時に広域的な防災・消防機能を担う役割を有していますが、 消防防災 施設や 緊急消 防援助隊 の登録 車両を整備す る際に財政負 担 が大きいことから、補 助金の採択基準を見直すよう要望します。

参照

関連したドキュメント

■詳細については、『環境物品等 の調達に関する基本方針(平成 27年2月)』(P90~91)を参照する こと。

第16回(2月17日 横浜)

一度登録頂ければ、次年度 4 月頃に更新のご案内をお送りいたします。平成 27 年度よ りクレジットカードでもお支払頂けるようになりました。これまで、個人・団体を合わせ

さらに体育・スポーツ政策の研究と実践に寄与 することを目的として、研究者を中心に運営され る日本体育・ スポーツ政策学会は、2007 年 12 月

事業の財源は、運営費交付金(平成 30 年度 4,025 百万円)及び自己収入(平成 30 年度 1,554 百万円)となっている。.

本部事業として「市民健康のつどい」を平成 25 年 12 月 14

本部事業として第 6 回「市民健康のつどい」を平成 26 年 12 月 13

2011 (平成 23 )年度、 2013 (平成 25 )年度及び 2014 (平成 26 )年度には、 VOC